電気柵でハクビシン対策をする際の注意事項

害獣対策が必要
電気柵の設置方法

電気柵をビニールハウスに取り付ける

ビニールハウスに侵入してくるハクビシン対策なら、電気柵も検討できます。取り付け時の注意点、意識したいポイントを見てみましょう。

電気柵の取り付ける時の注意点

ハクビシンはジャンプするので平面な所に設置したほうがいい(50代/農家)

ハクビシンはジャンプ力がすごくて、1m以上の柵も飛び越えます。電気柵を設置するなら十分な高さを確保して、どう頑張っても届かないくらいに調整しましょう。傾斜地のすぐそばに電気柵を設けた場合、近くからジャンプして飛び越えるケースがあります。なるべく平坦な場所を選んで設置して、ビニールハウスの近くに入ってこない工夫をします。

乾いた地面に設置しても意味がありません　(40代／農家)

乾いた地面やアスファルトだと、電気がしっかり流れません。トタン板を下敷きに活用するなど、通電性を高める工夫が必要です。ビニールハウスを囲うように一周対策するのは大変ですが、ハクビシン対策効果を高めるには不可欠でしょう。雑草が生えている場所に設置した場合も同様なので、きれいに草刈りしてから対策します。

ハクビシンの背中ではなく顔に柵が触れるようにすること　(40代／農家)

ハクビシンの背中には硬い毛があり、電気柵に触れても動じません。鼻の辺りをねらうように高さを調整しておくと、しっかり効果を発揮します。地面から5cmくらいの場所にまず電線を張って、そこから10cm置きに仕掛けていきます。4段ばり、3段ばりなど、複数の電線を組み合わせたハクビシン対策用タイプを選びましょう。

雑草が周りにあると電気が流れない　(60代／農家)

ビニールハウスの近くに雑草が生い茂っている場合、草刈りが先決です。草のほうに電気が漏れて、ハクビシンに伝わりません。バッテリーの消耗も早くなるため、きれいにしてから設置しましょう。電気の刺激が余りにも弱いと、ハクビシン対策効果が得られません。漏電や火災事故の引き金にもなりやすく、しっかり対策してください。

ビニールハウスを守るために徹底して行なう

ビニールハウスのハクビシン対策として電気柵を設置する場合には、紹介しているようなチェックポイントを守りましょう。